物流って大変だなー(*´ω`)

物流関連に従事する者の雑記帳

適正在庫を考える

3PL開発で、結構面倒な要素に在庫管理代行ってのがある。
何が面倒かというと、適正在庫が常に変動するということ。あるときはそれで良くても、実はダメだったりする。
だからこそ、永遠の課題であり改善幅が期待できるとも言える。

さて、この問題に対してどうするのがベストというと多分ベストはない\(^-^)/
生産ロットや日数、出荷数等々加味すべき要素が多々あるからだ。
ってことで、現在Excelとかベースで在庫管理をやってるお客様に提案する際には、
月間の出荷数とその標準偏差、昨年比、調達日数で優先順位を付けて、優先順位毎に係数を試算していくと割りと上手くいく、先の見通しを建てやすい気がする。

と言うか、この要素の組み合わせでやっときゃそこまでケガしない。
ってことで、まだまだどうすれば良いかは模索中orz

転職後

さて、今月から新しい所にお世話になっておりますが、まーありがたいことにフルでやることがあるので、地味に忙しいです。

物流やりつつ、自社商品のマーケティングするのが、今のところのお仕事。
今後、物流関連は新しい方にぶん投げる予定のため、主にマーケティングがお仕事になるかと思います。
物流は積載の最適化、配送効率の最適化、適正在庫提案のため、他の方でも多分何とかなるし!

当面は、因子分析と販路、商材の選定等々で駆け回る感じですかね。
ってことで、頑張りますかー!

積載数って難しい

稀にいるのだが、
「何で4T車なのに、4T載らないの?」
「4Tなんだかんだ載らないなら、幾つならいけるの?」
とご質問される方がいる。
理屈的には載りそうだし、感覚的には分かるが、載せ方や箱の大きさ何かもあり、まー理屈通りに載るというのはまずない。(製粉や、液体等は管轄外のため分かりませんが、おそらく別だと思う)

結局の所インナーカートン物は箱だけムダにでかいし、パレット積みならパレット分だけスペースを取るために載らないと言うのが、実積載数と重量ベース積載との乖離の原因です、はい。

また、デリケートな物何かだとあえて、高くすると、「やべーやべー」って揺れでなる場合もあり、最初から積載数を落として揺れを抑える場合もある。
こうすると、更に物が積めなくなるのですよ\(^-^)/

そんなんもあり、以外に積み込める数量って分からなかったりもする。
ちなみに過積載すりゃ載るだろとか言われる方が稀にいるが、それはNGですのでお断りしております。

如何にギリギリまで効率良く積み荷を載せるかと言うのは、ある意味で物流関係での最大の悩みかもしれんですね。

VMI

新人さんへの研修テーマがVMIだったので、書いてみる。

コック方式とかそんな呼ばれ方もするこの方法。
端的に言うと、富士薬品さんがやってる置き薬のモデルですかね?在庫は各ご家庭で持ち、使用した分だけ請求対象になり、在庫補充は富士薬品さんが定期的に行う。
使った分だけ購買量としてカウントされるので、購入側は通常の購買と同様だが、出荷されるまでベンダー名義のため、ベンダー側からするとあまりメリットがない方式とも言える。

また、在庫過剰には超過金を取る倉庫も多い中で、在庫管理もベンダー側が行わなくてはならないので、余計にめんどくせーってベンダー様はいらっしゃる。需給バランスの予測精度が生命線になるし、商材によって精度の差が激しいしね。

ただし、特売の機予測能がある等、ある程度はベンダー側にも有利になる点はある。まー前提として、潤沢に在庫があるか、生産調整が上手く出来るなどというのがあるけど、結構ギリギリでデータ来たりするし。

また扱う商材によって、難易度がかなり上がるので「やべーやべー」と思ったら、素直に超過金取られるのを覚悟で在庫を厚くする、物流会社さんに相談しとけば良いと思う。
冷凍食品とかの外食向けだと、天気や気温も影響するから予測が大変なんです、はいorz

改善案を考える

配送効率って考えた際に、何をどうするというのが良く分からん\(^-^)/
だって、日によって配送先数変わる、物量変わる、道路状況変わるって不確定要素しかないんだもん。

ってことで、過去5年の物量と件数、道路状況等々を加味して、重回帰分析したり、ランダムフォレストで予想立てたりするテンプレを作ってみた。(社内のシステムじゃなくてRベースの仕組み)

とりあえず、シミュレーション上は最善案としては、閾値を作って適当に評点を算出してくれれば良いのだーということで始めたが、それっぽくなってきた。

後は、直近の各種条件に合わせてもう少し評点厳しくした結果で見てどうかって所かなー。
だが、このシミュレーションは現職での試算&引き継ぐ気がないため、役には立たないがな( ・`д・´)

退職します

今月末で現在の会社S社を退職し、9月より新たな会社J社でお世話になることとなりました。

さて、今回の転職で物流業界の労働環境に思ったことなどを綴ってみようと思います。
ちなみに、次へは3PL開発関連の会社から3PL開発関連の会社への首狩ですので、参考にならんところもあるかと思います\(^-^)/

▪休み
基本的に倉庫、配送といった現場よりの仕事は休みが取りにくい傾向にあります。これは事務職系、現場系問わずです。
開発等は割りと休める環境ですが、新規稼働等あると休めないです。
多分休めるとしたら、管理関係かと思います。
▪年収
大手傘下は高いですが、規模が小さい、地場で展開しているといった所は安いです。ただし、大手でも時間、作業量の割りに合うか微妙です。
▪やりがい
基本的に開発部門以外は、ルーティンの仕事になるので合う、合わないはハッキリします。
個人的に開発側の仕事は自身のスキルややり方といった側面でどうにでもなるので、正解はないので考えて動く方は楽しめると思います。
▪将来性
多頻度小口化の進行により、物量が増加しているため仕事が無くなることはないですが、価格面での戦いになりやすく、体力勝負になるため淘汰はより進むと思います。
▪採用
人財の確保が急務です。そもそも、割りに合わないって側面が強いので、
辞めても補充が入らない→少ない人数で何とかまかなう→堪えきれずに辞める→それがループする
この悪循環を止めない限り、どうにもならんです。

改めて思ったのが、大手と中堅での格差がスゲーってこと。でも、基幹システムはどっちも結構アナログなんで大差ないって感じですかね?

物流ってインフラとして欠かせない存在なので、そこで働く人達も含めて、どうすれば良いか、負荷が減るか、やりがいに繋がるかといったことを、次のところでは更に追求したいと思います(*´ω`)

遅配を考える

さて、最近物量の増加と共に遅配が出てきている。
一定以上のキャパを越えて配送している、道路状況によるもの、軒先での作業によるもの等々事象は多岐に渡るものから来るが、遅配そのものは好ましくない。

そこで、過去の情報や実績、現状の実態を統計を用いて最適化を試みてみるが、まー上手く行かないケースもある。
年間平均で成らすと、概ね実施前よりも10~20%は改善するが、悪化する場所も出てくる。
結局の所、常に改善改善で考えていくのにも限度があるので、配送車両を増やすのが手っ取り早く必要となる。
又は、配送先の方々が遅配を受け入れるか、配送時間を遅くする、早期にする等の融通を利かせるといったことが求められると思う。

いずれにせよ、まだまだ問題は山積しているが、どう対応するかを考えるのも、また楽しいかもしれない。と思わんと、やってられん(笑)